1. HOME
  2. 水の豆知識:飲み水や生活用水の雑学やトリビア
  3. ウォーターサーバーの水は空気が入ると雑菌が繁殖して腐る?

ウォーターサーバーの水は空気が入ると雑菌が繁殖して腐る?

水のボトルの中に空気が入るウォーターサーバーは衛生的に大丈夫なの?そもそもウォーターサーバー自体不衛生なんじゃないの?としばしば語られることがあります。

いや、確かにメンテナンスをまったくしないでずっと使っていると汚れは目立ってきますし、ウォーターサーバーに水を設置してずっと放置してずいれば細菌が増えて不衛生になるのは間違いないでしょう。

ウォーターサーバーの水は不潔?衛生面は水道水の方が各上?で書いているんですが蛇口に関してはウォーターサーバーも水道もきちんとメンテナンスしないとそりゃ雑菌は増えますよねという話です。

ウォーターサーバーのボトルに入る空気と雑菌繁殖に関係はある?

今回は、ウォーターサーバーのお水を入れている容器に「空気が入る」「空気が入らない」という点について不衛生になるのか(雑菌が繁殖するのか)を考えてみます。

まず、ウォーターサーバーのお水は「塩素消毒」されていない為、水道水と比較すると傷みやすいのは間違いが無い事実です。

お水は空気に触れるのがよくないとよくいわれていますが、なぜ空気に触れるとよくないのでしょうか。

お水は厳密にいうと「腐る」ことはないのですが、例えばコップに入れた水を一口飲んだとします。それを常温で放置しておくとお水の中で雑菌が繁殖し飲むことが出来なくなります。
口をつけたというのがミソで口から雑菌がうつると時間がたてばやはり雑菌は増殖します。どちらかといえば、空気に触れた瞬間に雑菌が増えるというよりも、口などから雑菌が水に入り込んでしまい空気と一緒に雑菌が増殖するという理解が正しいでしょう。

でも、ウォーターサーバーは直接口をつけるわけではないので空気に触れたからと言ってすぐに傷むわけではないという話です。

なるべく早く飲みきることは大事

とはいっても数カ月も飲みきらないのは不衛生であるとはいえます。1ヶ月くらいは問題ない気はしますけどね。(実際私自身、1ヶ月くらいで飲みほして体に異常が出たことはないので)

目安としては

ウォーターサーバーの水はウォーターサーバーの水の賞味期限各社目安としてですが一度サーバー本体に設置した水は10日~30日くらいの間に飲みきることを推奨しています。

ウォーターサーバーはガロンボトルよりも空気が入らないパック式などのほうがよいのか?

この空気が入る入らない問題でよく語られるのが、ガロン系統のボトルとパック形式のウォーターサーバーに関する比較です。よく言われるのはガロン系は空気がボコボコと入るから不衛生だ。という意見です。

対してパック系の水は空気が入らない(厳密にいうと少しは入るがガロン系と比べると入りずらい)ので安心であると言う論法を目にします。

んーこれはちょっと暴論すぎやしないか?と思うんですよね。

なんでもかんでもエビデンスだせ!とかいうのは嫌いなんですけど、こういった自分ではなくて他人様のマイナスになることに関してはちゃんとしたエビデンス、証拠は絶対に必要だと思うんですよね。特に競合しているウォーターサーバー会社同士であればなおさらですよ。なんとなく世間でそう言われているから批判している人は結構多いと思うんですよね。まあいいやそれは。

実際ガロン系のウォーターサーバーでも空気が入る問題をきちんと考えていて、無菌エアフィルターとかを実装しているのです。要は水を汲みこんだ時に空気がボトル内に侵入するわけですが、その空気をフィルターを通して綺麗な空気にしているという配慮です。

それと大事なのは、さっきいったウォーターサーバーに設置した水はメーカーが推奨している期間の10日~30日くらいの間に飲みきるというのを守ることかなと。

とはいえ、衛生面でいうとできるだけ努力をしてくれている方が安心なのは間違いないですけどね。気分的にはパック式のウォーターサーバーとかの方がウォーターサーバーの機種としては進化したものであって、空気が入る入らないというユーザーの不安に対して真摯に向き合ったモノが多いのは事実です。

基本的にどこのウォーターサーバーも一定の基準はクリアしていると考えています。

とはいっても気になる方は気になると思うので、私が思う今のウォーターサーバーメーカーの衛生面で今現段階でよくユーザーの声に向き合っているなあと感じるのは、空気が入らない(入りずらい)パック式のボトルを採用しているのと、ウォーターサーバー本体に熱湯を循環させて殺菌できるシステムを採用しているところかなと思います。

この2つを抑えているところは他の細かいところも衛生面の配慮が行き届いているので紹介しておきます。

雑菌対策で熱湯を内部に循環させるシステムと「真空パック式」の宅配水を提供しているウォーターサーバー

雑菌対策でウォーターサーバーの内部に熱湯を循環して衛生面を保つシステムが搭載されていて、なお且つ「真空パック」の宅配水を提供している会社を紹介します。

フレシャス dewo

フレシャスdewoはパック式のウォーターサーバーとしてはかなり先がけといってもよい一台です。デザインも高く評価されていますし、衛生面の熱水を循環させる「フレッシュモード」というシステムは約30日毎に自動で行ってくれます。

キララ

今注目のキララのウォーターサーバーも熱水を循環させる「オートクリーンシステム」が実装されています。こちらは設定してから1日1回自動で作動します。
またお水もパック式で空気が入りずらい設計になっています。
キララは「炭酸水」が作れるウォーターサーバーとしても注目されている一台です。


こういった高機能のウォーターサーバーは確かに衛生面では非常に心強いのですが、クリーン系のシステムが動作している間は、お湯や冷水が使えなかったりします。まあ1~3時間くらいの時間なので、クリーンシステムを動作させる時刻をウォーターサーバーを使わない時間帯に設定すれば特に問題はないと思いますが、たまに、あ、今クリーン中かよーというのはありますね。

まーそこまで気にならないですが、この点くらいですかね。各社、最新型のウォーターサーバーでこういった機能をつけているので、一番良い機能を求めるなら間違いはないかなと思います。