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省エネウォーターサーバーのエコモードの落とし穴

省エネのウォーターサーバーという言葉を聞くと電気代が安く済むからそっちにしておこう。と考える方も多いでしょう。

省エネ機能は各社それぞれ若干違いますが、省エネモードをずっと使うと確かに電気代は安くなるが落とし穴、問題点もあります。使ってみて思っていたのと違うと感じる事もあると思うので、省エネウォーターサーバーの詳細を書いていきます。

ウォーターサーバーの省エネモードの問題点とは?

ウォーターサーバーのエコモードは2020年の現在レンタルできるウォーターサーバーにはついているのが当たり前の時代になりました。エコモードはうまくつかえば良い機能ですが、使い方を間違えるともったいない機能です。エコモードの特徴と、正しい使い方を解説していきます。

省エネモードのお湯の温度は70℃付近の設定が多い

使う方によってですが一番致命的なのがここ。温度が70℃付近の設定になっています。お水は10℃付近~15℃付近の温度なので冬場などは逆に省エネモードでも問題ないかもしれません。
お湯が70℃となると、ウォーターサーバーの利便性は損なわれますね。カップ麺、コーヒー、お茶、等をつくるには少しぬるい温度設定でしょう。

電気代を節約したいのであれば消費電力を抑えるかが重要になってくるので、エコモードでお湯の温度を調整という事になるわけ。これが今回このページで一番いいたい落とし穴

省エネサーバーは、ほぼすべてのサーバーが通常モードも搭載しているので85℃以上のものなどが多いので省エネモードで使うか通常で使うかを選べるというのは日々生活しながら考えればよいことなのですが、常時70℃のお湯に設定していてもなかなか使う事ってないと思うんですよね。

ちなみに70℃付近を切らない理由としては赤ちゃんの粉ミルクを使うお客さんの事を考えての事だと思います。
参考:赤ちゃんと暮らすママ向けウォーターサーバー集合!口コミやメリットも掲載

「再加熱機能」は消費電力を食うから使いすぎるとエコにしている意味が無くなる?

省エネモードを中心に生活で利用して熱いお湯をたまに使いたい時に「再加熱」させるモードを搭載しているウォーターサーバーもあります。

これ普通に便利な機能で各社アツアツのお湯が飲めることを前提として搭載しているのでエコモードからアツアツにするのではなく、通常モードでさらにアツアツにしたい時に使うことを想定して作られています。

もちろんエコモード中にアツアツのお湯を使いたいと言う場合は使っても良いですが若干時間がかかるし、70℃付近から再加熱をするので余計な消費電力がかかってしまう。

アクアアドバンスの場合省エネモード運転中の再加熱は約6分かかります(通常モードからの再加熱は約90秒と早い)。これだとすぐに熱いお湯が使えるというウォーターサーバーのメリットが弱くなってしまいます。ヤカンで沸かしたほうが早いですしね。

ウォーターサーバーの消費電力をエコモードで抑えながら快適に使う方法とは?

と批判的なことばかり書いてきてしまいましたが、上手にエコモードを活用して電気代を節約し、お湯も80℃付近の状態で快適に使う方法があります。

ウォーターサーバーを使わない外出時や深夜の睡眠中に時間帯にエコモードを作動させればよい。方法っていうと大袈裟ですがこれだけ。

エコモードの設定の仕方は各社バラバラですが、目覚まし時計の様に時刻の設定が出来るもの。部屋が暗くなると勝手にエコモードに切り替わるモノ(記事の最後で紹介します)などがあります。

なので、ウォーターサーバーの機能を正しく理解すれば効率よく省エネウォーターサーバーを活用する事自体は可能なのです。一般的な生活リズムでいうと、朝起きた状態では、通常モードでアツアツのお湯が出せる状態。朝ごはんを済ませ9時にはお父さんもお子さんもそれぞれ職場、学校へ向かう。お母さんもお仕事へ。家が誰もいない状態の時にエコモードを動作させる。家族の誰かが帰ってくる夕方6時ごろにはエコモードも終了しお湯も通常の温度に。

夜寝る前にエコモードを作動。朝にはまた通常の温度に。こういった誰もウォーターサーバーを使わない時間帯にエコモードを作動させれば快適かなと。

ただ、これは生活リズムが影響してくるので人数が多いご家族の場合は難しいかもですけども。

※目安としてはエコモードが終了してから30分程度で通常設定の温度に戻る感じです。

再加熱機能とエコ機能がついている省エネウォーターサーバー

一応省エネサーバーの落とし穴とデメリットの説明と快適に使う方法を説明してきましたが、なんだかんだで省エネサーバーは機能面でいいうと抜群の設計です。やはり各社力を入れている最新機種に省エネ機能もつけている印象があるので、省エネはおまけでついている程度に考えてレンタルするのが良い気がします。

最後に、再加熱の機能と省エネの機能がついているおすすめウォーターサーバーを紹介しておきます。

温度 水温:通常モード 4-9℃(弱冷モード 12-15℃)
湯温:通常モード 85-92℃(弱温モード 70-75℃)

サントリーは省エネとは歌っていませんが、「温度設定」に「弱令」と「弱音」のボタンがついています。

これを上で説明してきたとおり、使わない時に手動で行う感じですね。ちょっと面倒なので現実的ではないかもですが。

※冷水に関しては弱令にしたところでそこまで節約になりません。(飲み水として弱令で飲みたい人向けの機能)

温度 水温:6~11 ℃
湯温:85~90℃(省エネ運転中:70~75 ℃)

アクアクララのアクアアドバンスは省エネの開始時刻と終了時刻を予約する事が出来ます。そしてこの予約を2種類設定する事が可能。つまり、夜寝る前と、外出して家を開けている時に省エネ機能の設定が可能と言う事です。

温度 水温::4〜10℃
湯温:通常モード 80〜85℃
    エコモード 70〜75℃
    リヒートモード 約90℃

フレシャスのフレシャス スラットは画像の通り「eco」部分を3秒間タッチする事でランプが点灯し設定が可能です。

時刻の設定等はできず、解除したい場合はもう一度3秒タッチして終了となります。

スラットの場合も時刻設定が出来ないので若干この機能は使い勝手が悪いのですがウォーターサーバーの電気代比較!高い?安い?で言及している通り、基本の電気代が非常に安い機種なのでそもそもがあまり節約を意識しなくてよいウォーターサーバーではあります。